Somex’s diary

ジャンルの垣根を越えて知識を提供します

〜大学受験成功までの道のり〜極

〜大学受験合格までの道のり〜 no.1

 今回は大学受験について話したいと思います。

 とその前に、自己紹介も無しにあれこれ言われても説得力がないと思うので、まずは自己紹介しますね。

 私は現在早稲田大学教育学部に通っています。出身高校は都内の偏差値60弱程度の付属高校出身で、そこから内部推薦を蹴り一般受験して早稲田大学明治大学立教大学中央大学関西大学東洋大学に合格しました。中には残念ながら不合格となってしまった学部もありますが、受けた大学は総なめしたので受験結果は成功と言えるでしょう。

 

 そんな私の合格までの道のりを時系列順に説明していこうと思います。

 

 「2020年度から大学入試改革が行われる」そのことを漠然と知っていた私は大学受験に対して不安を抱いていました。また、矢継ぎ早に企業の学歴フィルターがあるか否かについての話題が騒がれて不安に駆られていたので、大学の付属高校に進学することを決意しました。とはいえ、中学時代はあまり勉強していなかったので難関大学の付属高校には足にも棒にも掛かりませんでした。正直落ちたことはなんとも思ってなかったのですが、なんともプライドが高い性分なので自分と同じ公立中学の友達と比較して勝手に劣等感を感じたまま高校へ進学しました。

 なにくそ精神のせいでわざわざ付属校に入学したのに「大学受験」という言葉が頭によぎり受験を決意したのが高1の冬です。決意と言ってもそれほど大層なものではなく、なんとなく受験して難関大学へ受かったらいいなと思う程度でした。今振り返ってみると当時のそれは覚悟が伴わないただの夢物語に過ぎませんでした。

 上記の通り私は付属校に通っており学校の成績上位者は系列大学への推薦権を残したまま2校のみ受験できるというルールがあり、その他の受験を志す生徒は推薦権を放棄し2年次から開設される受験コースを選択する必要がありました。しかし、学年のうち7割弱が内部推薦を希望する環境にいたこともあり、私は内部進学の誘惑を断ち切ることができず、推薦コースへ進みました。覚悟もない面倒臭がり屋が受験勉強を続けられるはずもなく、やったりやらなかったりを繰り返し一年間特に成長もないまま漫然と過ごしていました。

 2年の冬、流石にそろそろやらないといけないと焦燥に駆られていた私は、3年次から受験コースへ編入する旨を先生に伝えるという暴挙に出ます。親や先生からは何度も反対され、周りの人からも「やめとけ、絶対受かるわけない、どうせ口だけだろ」など嘲笑され異端児のように扱われましたが、超然とした態度で押し切り、ここで初めて覚悟を持って受験を決意しました。そこから3学期が始まるまでの1ヶ月ほどの期間は尻に火がついたように勉強しました。けれども、再び面倒臭がり屋が発動しやる気が失せてしまいました。 

 3年に入って、「受験コースに入れば何か変わる」そんな淡い期待は早々にして打ち砕かれます。言い方は悪いですが、その実態はただの落ちこぼれクラスだったのです。中学上がりは特に壊滅的で、居眠り・スマホは当たり前、遅刻早退常習犯、私語が飛び交う教室、動物園にきたのかな?って本気で思うほどの状態で、ここで初めて環境ではなく自分を変える必要性を痛感しました。

 3年の春からは時々サボることはあったもの、平均して平日は8時間、休日は12時間ほどは勉強していました。学校の先生には申し訳ありませんが、早々に学校の授業に見切りをつけ、ほぼ全授業内職をして遅れを取り戻しました。そのスタイルが功を奏し7月の進研模試記述では3教科の偏差値72、校内順位は1位となり難関大合格が現実的になってきました。夏休みは470時間ほど勉強し、夏から秋にかけて過去問演習を大量に行なって順当に実力を伸ばし、10月の河合記述模試では3教科偏差値64早慶レベル模試では英語の偏差値63を出し、英検準一級を取得し、いよいよ早慶に挑戦できる土俵に立ったと実感しました。

 3年の12月、共通テスト1ヶ月前でしたが夏以降全く共通テストに触れておらず、苦手なことも分かっていたので戦略的撤退をして(=捨てて)、滑り止めは前々から準備してた英検で取る戦略で受験に突入しました。私大志望の私にとっては正直共通テストの点数はどうでも良かったので、あまり緊張することなく臨むことができました。英検の安心感もあったせいか、思いの外共通テストで得点することができ、外国語を英検のスコア換算にすることで結果的に立教の法学部、東洋大学の法学部を共通テスト入試で抑えることができました。共通テストを終えてから一般入試までは本当に一瞬の出来事で、正直あまり記憶にありません。ただ、早稲田の過去問をやり込んだのは覚えています。

 初戦2月5日の明治大学全学部入試から最終戦2月21日の早稲田大学商学部まで休養日僅か6日の怒涛の受験ラッシュを乗り切り、第一志望の学部ではないものの、見事早稲田大学教育学部やその他諸々の難関大学に合格することができました。

 以上が私の高校3年間の合格までの道のりをまとめたものです。

 少し長くなってしまいましたが、簡単にまとめると

 受験は

 退路を絶つ覚悟

 ある程度の質が担保された量

 自己分析に基づく戦略と準備

 これら3つの条件を満たしていれば現状の実力にかかわらず難関大学には合格できます。

新高1、2、受験生、浪人生に向けて私の実体験をもとにアドバイスをするので参考にして頂けたら幸いです。